コラム

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2020.03.27

かわいい韓国モチーフにキュン! mabohemさんの刺しゅうをご紹介

かわいい韓国モチーフにキュン!
mabohemさんの刺しゅうをご紹介

みなさんこんにちは。今回は最近私がちょっと気になっている韓国の刺しゅう作家mabohemさんをご紹介します。
mabohemさんの作品をインスタグラムで見つけたのは半年前。韓国ならではのモチーフと少しユルめの刺しゅうが、何とも言えない雰囲気を醸し出していて「なんだかかわいい~。」と、虜になってしまいました。

写真は花札の“柳に小野東風”のネコ版「雨にゃんマグネット」のオリジナルキットの完成作品だそう。左の黄色い壺もいい味が出ていますよね。


このタペストリーは「長寿紋チョガッポ」というタイトル。「チョガッポ」とは韓国の伝統的なパッチワークのことだそう。不老草、松、鶴、桃など伝統的な長寿モチーフの刺繍をストライプ地と組み合せることで軽快な雰囲気が出ていますね。
日本の吉祥紋に通じるものを感じて親近感が湧いてきます。


こちらは韓国伝統の装飾品「ノリゲ」をベースにしたサシェ。「ノリゲ」とは、 伝統衣装チマチョゴリの胸下あたりからチマ(スカート)の上に垂らしてアクセントにするタッセルのような飾りです。テレビドラマで見かけた方もいるかもしれませんね。
お部屋に飾っておけば、良い香りに癒されてリラックスできそうです。


こんな風にバッグチャームとして身に着けるとかわいいですね! 伝統的な装飾品を現代でも楽しめるアイテムに落とし込むアイディアに脱帽です。
ところでこのノリゲ風サシェ、何だか作るのが楽しそうだと思いませんか? 小さなハギレがあれば作れるし、タッセルやリボンとの組み合わせを考えるのも楽しそう! 私だったらどんなチャームにしようか…。と、創作意欲がムクムク湧いてきます。



こちらは韓国の伝統的な図柄「虎鵲図」をデザインのベースにしたモビール。もともとの「虎鵲図」は日本画のような渋い趣がありますが、この虎はどことなくポップな雰囲気に仕上がっているのでお部屋のインテリアにも馴染みそうです。


mabohemさんとsalon miss lee(@ssalon_misslee)さんとのコラボで生まれたインテリア作品。伝統工芸や刺しゅうが大好きというお二人から生まれたというだけあって、美しい作品ですね。
緑色のハングルは「春」という意味だそうですよ。よく見ると文字にお花があしらわれていて、春の開花の喜びは万国共通だなぁ。とじわじわ心が温かくなります。



こちらは「ポッチュモニ」という韓国の伝統的な巾着。伝統的な韓服にはポケットが無かったので、昔はサコッシュとして実用的に使われていたのだとか。かわいいイノシシは亥年に作ったそうですよ。


朝鮮時代の古地図に描かれていた、城壁の絵をベースにして作ったタペストリー。「原作の城壁がこのような歪んだ遠近感で描かれているのが魅力的で、そのまま生かしてみました」という話のとおり、不思議な遠近感がユーモラスな雰囲気を醸し出しています。内側のお庭は「王妃様だけの秘密めいた庭園」という楽しげなコンセプトで創作したものだとか。


「陶器の花瓶」の壁掛けは、朝鮮時代の青花白磁をイメージしたもので、ドライフラワーなどを挿せる袋状になっています。写真の作品は試作で作ったものですが、現在はマグネットを付けて冷蔵庫などに貼れる刺繍キットとして販売しているそうです。
右の黄色い作品は梅の花の刺繍をあしらった「カトラリーケース」。かつての朝鮮時代では、娘時代に刺繍をしたカトラリーケースに銀の匙と箸を収め、嫁ぎ先の新郎の両親へ贈る習わしがあったそう。嫁入り道具のひとつですね。今回はコットンで作りましたが、絹の布に絹糸で刺繍をするのが伝統だそうです。



「これはアメリカのイエローストーン公園に暮らしていたクマのトーマスです。寒いイエローストーンの冬が嫌になり、夏のソウルにバカンスに来て、背中が温かいコースターとしての人生を選択したという物語りを、クマ関連のドキュメンタリーを観ていてふと思いついたので作ってみました」。

作り方は刺繍した布を切り取り、裏に厚いフェルトを当てて周りをボタンホールステッチして仕立てたそう。ポイントのポンポンの尻尾がなんともキュート!

 

いかがでしたか? 私自身、大好きな刺しゅうを通して韓国の文化に触れることができてとても勉強になりました。

mabohemさんは、もともと伝統刺繍に携わっていたそうですが、もっと自由な表現の可能性を探してフランス刺繍も学んだそう。
「伝統刺繍は材料に絹を使うので、手入れの面などから実用性が難しく、観賞用の作品しか作れないという限界がありました。そのため伝統図案の中から綺麗でかわいいものをベースにして、自分用にバッグチャームやエコバックを制作しようと思い立ち、現在に至っています」。

また、現在は伝統刺繍、韓国的なものを愛する創作チーム「Joseon Vintage」に所属して、お互いにインスピレーションを刺激しながら制作活動をしているそう。2020年の秋には展覧会の予定もあり、現在準備中とのことですので、今後の活動からも目が離せません。

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【mabohem】
Instagram @mabohem
https://linktr.ee/mabohem
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写真:mabohem

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取材協力・翻訳:そんゆか

韓国在住就労経験ありの旅ライター。
猫と食べ物全般が好き。

Instagram @s0ngy
https://tripnote.jp/writer/s0ng
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みのり

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