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ボーダー(縁かざり)
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![]() 僧侶祭服の裾かざり |
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ベルギーのブリュッセルで作られていたレースで、
ポアン・プラ(point plat)といわれる初期のボビンレースでは
花や小枝などの模様と網地は同時に編まれていたが、
アランソン・レースの影響を受けて編地に模様をつけるようになった。
![]() 僧侶祭服の裾かざり
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![]() 僧侶祭服の裾かざり
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![]() 帽子の底部
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![]() ローブの裾かざりボーダー
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ボーダー
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ベルギーのバンシュで作られたレース。
模様に縁取りがなく、軽やかで緻密な外観が特徴。
15世紀にブルゴーニュ公シャルル豪胆公妃マルグリットが伝えたといわれる。17世紀には一時、フランス領となったことから、フランスのバロック、ロココ的趣味性の影響を受けた。
聖母マリア像のための
ドレスエプロン
ボーダー
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ボビンレースとニードルポイントレースを組み合わせた作品。
ボーダー(裾かざり)
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絹糸で編まれたレース。
この名称は中国産絹糸を淡黄色の生成りのまま使用していたことから生まれたが、後に繊細な純白のレース、1840年には黒色のレースも作られ、いずれも非常に流行した。このレース糸の太さは二種類あり、細糸は網地、太糸は模様部分に用いられた。サテン風の光沢のある大胆な図柄と微妙な風合いの網地を特徴とし、18世紀諸国のロココ風宮廷で、さらに19世紀後半にはこれを模倣したフランス第二帝政時代の宮廷を中心として愛用された。
ショール
![]() ボーダー(裾かざり)
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パリ北部の都市シャンティーで作られたレース。
最初は18世紀初め頃に作られた縁レース用の狭い幅のものだった。
フランス革命で一時作られなくなったが、ナポレオン帝政時代に再び繁栄した。絹製で白色と黒色のものがあり、黒のレースは最初、白のレースより安く、あまり用いられていなかったが、のちに宮廷で着用されることになり非常に流行した。
18世紀末には婦人たちが乗馬の際に帽子の端から垂らしたり、仮面をかぶったりするとき黒のベルベットにこのレースをつけたりして盛んに使われた。19世紀後半にはショールなどにも使われた。
このレースの特徴はヨコ糸を互いに交差させて作られる菱形の網地にある。その中に花籠や果物などの模様を編み、太い糸で縁取りされている。
