思春期の女の子に多い悩み
「ブラっていつから着けるの?」


悩みや不安の多い思春期。

カラダに関するお悩みも実は深刻なんです。

10歳~12歳の「ジュニア」と呼ばれる女の子たち。

心もカラダも不安定になる思春期だけに、お母さんとしても「何か悩んでいることがあるのでは?」と不安になりますね。

そこで今回は、思春期にありがちな悩み「下着ってどうすればいいの?」
といったことについてご説明します。

これは本来、多くのお子さんが疑問に感じたり、不安に思っていること。

でもそんな疑問や不安に、親御さん自身、なかなかスムーズに答えてあげることができない場合も少なくないですよね。

お子さんの疑問や不安に答えてあげるには、やはり“思春期の女のコのカラダの変化”についての理解も大切になってきます。

きほんの「き」
下着を選ぶ前に知っておくべきこと

下着のことを考える前に、やはり知っておくべきこと、それは、思春期のカラダ(胸)の変化についてです。

成長と同時に身長はもちろん、胸も少しずつ変化をしていきます。そして最後には、わたし達と同じように「大人のバスト」になります。

一般的には「初経」を基準とした場合、「初経」が始まる一年程前から胸(バスト)にも変化が生じてくるといわれています。

ここで重要なのは、
①あくまで成長は個人によって異なるということ
②乳頭周辺がふくらみはじめる「初経の一年前」って、一体いつ初経がくるのかなんて誰にもわからないということ。
小学校低学年で「初経」を迎える場合もあれば、高校生になって迎える場合もあるのが現実です。
だからこそ、“必ずこの時期から下着を着けなければいけない”、“下着はこれじゃないといけない” という決まりやルールもないのです。
一番大切なのは、胸(バスト)を保護してあげることです。

胸(バスト)を守ることを心がけてあげてください。

変化のそれぞれのステップで気をつけるべきことは
ステップ1:敏感になってくる乳首(乳頭)を守ってあげる
ステップ2:ふくらみを優しく包んであげること
ステップ3:揺れを感じるようならしっかり支えて軽減してあげること

最初は、肌着タイプ。

成長につれて、ハーフトップ、ブラジャータイプがオススメ

乳頭(乳首)が目立ってきたり、敏感になってきたかなと感じたら、

バスト部分が二重仕様になっている肌着タイプがオススメです。

インナー感覚で着用できるので、お子さんも抵抗なく着用できると思います。

肌着タイプに慣れてきたら、ハーフトップへ。

続いて、タンクトップやキャミソールといった肌着タイプからハーフトップ、ジュニアブラなどへの

移行時期についてです。

冒頭にもお伝えしましたが、個人差があるので、「これが絶対」ということはありません。

ただ、小学校高学年あたりからハーフトップを視野にいれるといいかもしれませんね。

ここでいうハーフトップとは、

①後ろにフックがない ②S、M、L といったサイズで選べる

といったアイテムです。

肌着タイプ(バスト部分が二重仕様)に慣れたとはいえ、まだまだブラジャー着用に抵抗があるお子さんが多いのが事実。

背中のゴワつきが気になったり、着用していること自体を恥ずかしがったりしなくてもすむように、後ろフックがないアイテムがオススメです。

そして、アンダーバスト、トップバストのサイズが分からなくても選びやすいこともオススメのポイントです。

バストサイズの採寸も、お子さんにはまだまだハードルが高いものなのです。

困ったときには、一石二鳥のスポーツブラタイプも便利!

動くことが多かったり、着用している肌着タイプやハーフトップに

少し不安を感じたりしたら、さらにフィット性の高い

スポーツブラもオススメです。

思春期のカラダはとてもナイーブですから、ちょっとした動きやが

ちょっとしたゴワつきも気になってしまうもの。

動きに密着するスポーツブラは、運動系の部活動に所属していなくても、抵抗なく着用できる便利なアイテムです。