娘の願い「ブラ買ってほしい」を
母親はどう察する?どう向き合う?

なにかと反抗する思春期
でも、「お母さんは強い味方!」

「なにを言っても理解を示さないし、思春期の間はなかなか親子の関係って難しいものね」

などと悩んでいるお母さん。

でも、思春期の女の子たちは、実はとてもお母さんを頼りにしている
ようです。

平成26年、内閣府が発表した「小学生・中学生の意識に関する調査」によると、

「ほっとできる場所」について約9割が「家」と答え、

「お母さんは頼りになる」「お母さんは自分の気持ちをわかってくれる」

と答える子が9割以上いるという結果が出ています。

「ブラを買ってほしい!」の一言は
なかなか切り出せない⁉

ただ、「お母さんは頼りになる、お母さんとのコミュニケーションはうまくいっている」という女の子たちでも、自分の身体に関すること、身体に関するアイテムについては、

気恥ずかしくてなかなか口に出せないこともあります。

思春期は、自我が芽生え、親から巣立つ準備をする時期への移行期間。

心も体も不安定になっているので、当たり前といえば当たり前のことですね。

では、思春期の女の子たちが悩みやすい「ブラのこと」について、お母さんは、どんなふうに子どもの気持ちを察して、接すればいいのでしょうか。

学校行事などで購入時期を図って
寄り添うようにブラを与えましょう

自分という存在を意識し始めた子どもたちは、自分が感じていることに関心を持つようになるといいます。
たとえば、学校の身体測定や修学旅行でブラをつけている友だちを見た子どもは、
「自分はブラをつけていない」「自分の身体はあの子とどう違うのだろう」などと考えがちです。

ですから、お母さんは、子どもが気にするであろう
学校の身体測定、運動会、修学旅行などのタイミングで、
「制服や体操着の下に着るものを考えてみようか」などといった声かけをしてあげてください。
このときに、「○○ちゃんはブラをつけてるの?」などと他の子と比べるような会話は避けましょう。

ちなみに、バスト部分の生地が二重仕立ての肌着タイプは、個人差はあるものの、10歳を目途に準備してあげましょう。
一枚あれば、敏感になっている(なる)乳首を保護し、胸全体を優しく包み込めるので、あるのとないのとでは大違い。乳首も透けにくく安心です。
また、こうした肌着には、ハーフトップ、キャミソールやタンクトップなどの種類があり、身長で簡単に選べるものも多いため、サイズ選びもスムーズ♪

さらに、中学生で胸全体が膨らんでいる子には、後ろフックのないノンワイヤータイプのブラも購入時期として視野に入れるといいですね。
商品選びのポイントは、以下5つです。

① 後ろフックのないかぶりタイプ
② ノンワイヤー
③ 伸縮性のある素材
④ 肌あたりのいいストラップ
⑤ 肌あたりのいいカップ裏

陸上部、バスケットボール部など、激しい運動をする部活をしている子には、
胸をしっかりサポートするスポーツブラ(S~LLサイズで選べる)もおすすめです。