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末永く気持ちよく使うために!
「ブラジャーの洗濯方法」

 

意外と知られていない「ブラジャーの洗濯方法」

せっかく買ったブラジャー、下着ならではのデリケートな素材や形をくずすことなく長持ちさせたいですよね。ところが「ブラジャーの正しい洗い方は?」と聞かれたとき、自信を持って答えられる人は少ないのが実情です。そこで、ルシアンから「洗う前のチェックポイント」「洗い方」「洗い方の手順」をご紹介します。ぜひご参考にしてください。

洗う前は「取扱い表示」をCHECK!

ブラジャーを洗濯するうえで一番大切なことは、カラダから出た汗や皮脂などを手早く落として、汚れをそのままにしないということ。汚れたままにしておくと素材の通気性や吸湿性、保温性、柔軟性などが失われ、素材の傷みをすすめてしまいます。そして、やさしくていねいに取り扱うことも重要です。

 

まずは、洗濯をはじめる前に縫い付けラベルの「取扱い表示」(下図)をご覧ください。家庭用洗濯、漂白、乾燥方法、アイロン、クリーニング方法が記されています。この中でも特に注目したいのが「家庭用洗濯」の記号。洗濯機ではなく手洗いがいいのか、洗濯機がOKだとしても弱い処理がいいのか、通常の洗濯コースがいいのか、などをチェックしてください。さらに液温は何度ぐらいかなども確認しておきましょう。

取扱い表示の見方
表示例

 

ブラジャーを洗うときのコツ

次に「洗い方」について。下記の4つのコツを覚えておいてください。

①色の濃いものと薄いものを分別して洗う
洗濯機で洗うときには色移りに注意。手洗いは、色の淡いものから濃いものへと順番に。つけ置き洗いも繊維を傷めたり、色移りすることがあるのでNGです。

 

②洗剤は適量でよく溶かす
洗剤を直接かけるのはNG。また、洗剤が多すぎると、色落ちや素材を痛める原因にもなるので、適量であることが重要です。洗剤は、おしゃれ着用、下着用などの中性洗剤を使用しましょう。柔軟剤は風合いを高めるのに効果的ですが、これも適量で。塩素系の漂白剤は変色や黄変の原因になることがあるので避けましょう。

③金具のあるものやシームレスカップのものは手洗いがベスト
形をくずさないためにも洗濯のときにはホックやファスナーは必ず留めましょう。洗濯機で洗うと、ワイヤーが変形したり、シームレスカップの形がくずれる原因となります。取り外せるパッドは取り外して手洗いしましょう。

④すすぎは十分にする
下着に洗剤が残っていると素材を痛める原因に。水を取り替えてすすぎは十分にしましょう。

 

「洗い方」のポイント

では実際にブラジャーを洗うときのポイントを「洗濯機で洗う場合」「手洗いをする場合」と分けてご説明します。

●洗濯機で洗う場合(下記の取扱い表示のように「40℃以下で弱い処理」の場合)

  • ①ホックやファスナーを留める。パッドは取り外す。
  • ②ネットは大きすぎないものを用いて3分の2ぐらいの分量で。液温は40℃以下。
  • ③弱水流で洗濯から脱水まで5~6分で済ませる。
  • ④全自動の場合は時間の設定が難しいので、弱水流(ソフト洗いやランジェリーコース)で、長く洗いすぎないように注意。
  • ⑤すすぎも、全自動では弱水流(ソフト洗いやランジェリーコース)で、洗剤が残らないように「注水」「すすぎ」。
  • ⑥脱水も全自動の場合は弱水流(ソフト洗いやランジェリーコース)で、時間設定の場合は30秒程度で、ねじり絞りは避ける。
  • ※生地を傷める可能性があるため、乾燥機の使用は避ける。

●手洗いをする場合(下記の取扱い表示のように「手洗いで40℃以下」の場合)

  • ①40℃以下の液温を用意。
  • ②シームレスカップやパッド入りのブラなどは軽くふり洗い。
  • ③汚れが気になる部分は、やさしくつかみ洗い。
  • ④すすぎは、洗剤が残らないように水の取り替えを十分にしましょう。
  • ⑤脱水は、バスタオルなどで水気を取るなど、優しい方法にしましょう。ねじり絞りは避けましょう。
軽くふり洗い つかみ洗い

洗い方を知っておくことで「下着を長持ちさせられる」というメリットもありますが、その前に、取扱い表示を知っておくことで「自分が洗濯しやすいブラを選べる」というメリットも得られます。ぜひ覚えてくださいね。