コラム

COLUMN

2020.01.24

手芸家 洋輔さんとコラボ グラデーションのSeasons5番刺しゅう糸

手芸家 洋輔さんとコラボ
グラデーションのSeasons5番刺しゅう糸

みなさん5番刺しゅう糸は使ったことがありますか?
刺しゅうといえば6本撚りの25番刺しゅう糸がポピュラーなので、あまり馴染みのない方もいらっしゃると思います。
けれども、実は5番糸は太くて使いやすく、メリットがいっぱい。
最近5番刺しゅう糸に注目しているという洋輔さんにその魅力を聞きつつ、具体的な使い方を教えてもらいました。

5番刺しゅう糸の魅力とは?

「刺しゅうって、細かく刺すものばかりじゃなくても良いと思うんです。」と語るのは、TVや雑誌で活躍している手芸家 洋輔さん。「5番刺しゅう糸は適度な太さがあって、初心者の方でも扱いやすいのが良いですね。また、大きなモチーフでもザッと短時間で刺せるのも魅力だと思います。」という言葉どおり、ご自身の作品の中でも5番刺しゅう糸をたくさん使われています。

こちらは洋輔さんデザインのフェザーのファブリックパネル。5番糸を使うことでモチーフをザッと素早く刺せるし、糸自体の厚みによる立体感も出ています。また、同じ羽の形でもカラフルなグラデーションの効果でバリエーション豊かに感じられますね。

使いやすさと刺すときの楽しさ、両方を叶える配色

今回のSeasons5番糸は、洋輔さんに配色を企画していただいて、使いやすい単色グラデーションと、ユニークな配色のマルチカラーを作りました。「マルチカラーは僕が世界を旅して感じた色や、場所の色彩イメージを投影しているので、さまざまなシーンを想像しながら楽しく創作してもらえると嬉しいです。」

さらに色変化のピッチにもこだわりました。「刺しているときに色がどんどん変わっていく楽しさを大切にしつつ、しっかりと色が見える長さも重視しています。」


こちらも洋輔さんがデザインした作品のパネル。バルーンの紐や地球の輪郭などにラメ糸“にしきいと”を使用しています。多肉植物の作品は、プランターにはSeasons5番、繊細な葉には25番の糸を使い、それぞれサテンステッチで刺しています。

写真のパネル3点とフェザーの図案がレシピページよりダウンロードできます。

プルメリア、プロティア、バードオブパラダイスなど、美しいハワイのモチーフを集めたサンプラーを刺す洋輔さん。大型の刺しゅう枠に布を張って刺しています。

単色グラデーション全12色で刺したハワイアンサンプラー。色の変化が一目でわかり、インスピレーションの源泉になりそうです。シャドーステッチやバスケットステッチなど、応用編とも言える刺し方を用いているので、ステッチの技法サンプラーとしても楽しめますね。枠のラインにはラメ糸“ にしきいと”を使用しています。

かぎ針編みにも使ってみました!

かぎ針編みでコロンと愛らしい巾着を作ってみました。本体はSeasons5番刺しゅう糸、結び紐には単色の5番糸を使っています。

かぎ針編みの巾着の編み図ダウンロードはこちら

アクセサリーやダーニングにも

他にも様々な使い方が楽しめます。ミサンガやタッセルチャーム、ダーニング、アクセサリーなど余った糸でちょこっと何か作るのもおすすめです。ぜひ、この糸でいろいろな手作りを楽しんでくださいね。

洋輔(ようすけ)
幼少期から刺しゅうやパッチワークキルト、編み物などの手芸に親しむ。2010年渡仏。刺しゅうと服飾を学ぶ。2015年帰国後、手芸家としてTV番組や雑誌、イベントで活躍。

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